遊休地の活用方法に頭を悩ませている人も少なくありません。
せっかくなら、有効的に使いたいですよね。

遊休地を有効的に使いたいのであれば、駐車場経営がオススメです。
最近では、駐車場経営をおこなうにあたって、遊休地を活用する人も増えてきました。

そこで今回は、駐車場経営で遊休地を活用するメリットやデメリット、駐車場経営する時のポイントを解説します。

「駐車場経営に興味がある」、「遊休地の活用方法を知りたい」という人は是非最後までご覧ください。

遊休地とは

遊休地とは、国土利用計画法により土地取引の許可や届出を出してから2年以上使われていない土地のことを指します。

使われていない土地だからといって、そのまま放置してはいけません。

なぜなら、遊休地は所有しているだけで固定資産税や都市計画税の税金が発生してしまうからです。

また、定期的に管理しないとゴミを捨てられたり、無断で使われることもあります。
その結果、近隣住民から苦情を入れられてしまうケースもあるのです。

土地というのは余程のことがない限り、価値が上がるということはほとんどありません。
そのため、売却するのか上手く活用するのか、早めに決断する必要があります。

遊休地を駐車場経営で活用するメリット

遊休地を駐車場経営で活用するメリットについて解説します。

税金をカバーすることができる

先ほども述べた通り、遊休地であっても固定資産税や都市計画税などの税金がかかります。

使っていない土地であるにも関わらず、毎年税金を支払わなければいけないのは非常にもったいないですよね。

駐車場経営をすることによって、毎月の収入を得ることができます。
その結果、税金をカバーすることが可能になるのです。

初期費用が少額で済む

遊休地で新たに飲食店やマンションなどを建てる場合、数百万円以上の莫大な初期費用がかかります。

万が一売上が伸びず、初期費用の分を回収できなければ借金と税金だけが残ってしまうので、非常にリスクがあるのです。

駐車場の経営であれば建物を建てる必要がなく、遊休地なので土地の費用もかかりません。

そのため、非常にわずかな投資だけで駐車場経営を始めることができます。

場所が狭くても経営できる

遊休地を有効的に活用したくても、土地の面積が狭くて活用方法が見つからないという人も少なくありません。

しかし、駐車場であればたとえ場所が狭くても経営することが可能です。

様々な用途を検討できる

先ほども述べた通り、駐車場経営は建物などを建てる必要がありません。

土地も遊休地を利用するので、他の活用方法に比べて初期費用をかなり抑えることができます。

そのため、途中で別の事業をおこないたい場合でも臨機応変に対応することが可能です。

建物を取り壊す費用もかからないので、様々なビジネスを検討したい人にも駐車場経営はオススメです。

遊休地を駐車場経営で活用するデメリット

次に、遊休地を駐車場経営で活用するデメリットを3つ紹介します。

遊休地の場所によって収入が見込めない

遊休地の場所によっては、人が全くいないということも珍しくありません。

人が全くいない場所に駐車場を設置したところで、利用する人はほとんどいないでしょう。

そのため、初期費用をいくら安く抑えたところで、赤字になる可能性もあります。

赤字を防ぐためにも、駐車場を設置する前に「周辺地域で駐車場は需要があるのか」、「周辺の駐車場の稼働率はどれくらいか」などの現地調査をおこないましょう。

他の活用法と比べると収益が少ない

駐車場の経営以外に遊休地の活用方法としては、アパートや店舗の設立などがあります。

これらの活用方法は駐車場に比べて初期費用が高いですが、上手く軌道に乗ると大幅な収益を上げることが可能です。

一方、駐車場経営はローリスクで始めることができます。
しかし、毎月稼げる収益も少ないので、一気に稼ぎたい人にはオススメしません。

管理が必要

駐車場の経営は精算する機械などを設置すれば自動で収入が見込めると思う人もいるかもしれませんが、管理する必要があります。

具体的には、駐車場の雑草を除去したり、機械にエラーがないかのチェックなどがあります。
利用者のトラブル対応などもおこなう必要があるので、あらかじめ覚えておきましょう。

駐車場経営する時のポイント

遊休地で駐車場経営する時のポイントを紹介します。

経営スタイルは慎重に検討する

駐車場の経営方法には、「個人経営」、「一括借り上げ」、「管理委託」の3つあります。

個人経営は、駐車場の設立や整備、管理などを全て自分でおこなう方法です。

収益を独り占めすることができますが、全ての業務をおこなわなければいけないので、非常に大変です。

一括借り上げは、駐車場の運営会社に遊休地を貸すことによって賃料を得る方法です。
自分が運営する必要はなく、一定の収益を得ることができます。

ただし、利用者が増えても収益が増えることはありません。

最後の管理委託は、駐車場の管理だけを委託する方法です。

自分で管理する必要がないので、遠方に住んでいても問題ありません。
ただし、委託手数料を支払う必要があるので、個人経営よりも収益は減ります。

それぞれ特徴があるので、自分にあった経営スタイルを検討しましょう。

周辺の駐車場と近い料金設定にする

料金を設定する時には、必ず周辺の駐車場を確認しましょう。

理由は単純で、利用者は高い駐車場よりも安い駐車場を選ぶからです。

仮に、周辺の駐車場よりも料金を高く設定した場合、当然のことながら利用者は増えません。

そのため、まずは周辺の駐車場と料金を同じにするか、もしくは少し安めに設定して利用者を増やすなどの工夫を凝らしましょう。

ただし、遊休地の近くに行列ができる有名なラーメン屋さんなどがある場合などは、少し高めに設定してもいいかもしれません。

周辺の駐車場の状況を判断しながら決めましょう。

まとめ：遊休地の活用に困っているなら駐車場経営を検討しよう

今回は、駐車場経営で遊休地を活用するメリットやデメリット、駐車場経営する時のポイントについて解説しました。

遊休地は所有しておくだけで税金がかかるので、有効的に活用するためにも駐車場経営がオススメです。

ただし、駐車場経営にもメリット・デメリットがあります。
それぞれ理解した上で、遊休地を駐車場として経営してみてはいかがでしょうか。